旅する楽園・海座工房

怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

4月初旬。様々な生物が集まる楽園の水辺に青年が足を踏み入れた。 終わりかかる冬を背負った彼の表情が緩んでいく。 北国、札幌からやって来たのだから仕方がない。 インスタグラムのフォロワーだと教えてくれた。 人も加わってこその楽園は、やはり眺めの良…

様々な生物が集まる水辺のような器。楽園の器を作ること。 自作の世界を語る時、度々使う文言である。 為政者と勤労者が等しく同居する『モノツクリノクニ』 寛容な王は耳の形など気にすることもなく、唯一無二を愉しみ、活かす智慧を備えた。 貪欲な民は異…

ここ数年の傾向。 恵比寿、大黒、招き猫に福助。そして、とめどなく繰り出される吉祥デザイン。そこにブラックなスパイスを効かせ、陰影ある縁起物をひたすら創作する。 既に『まんぷく』ではあるが、福を求める胃袋に底はない。飢餓が共存するアンバランス…

吉祥奇譚、今年の創作にまつわる不可思議な物語は『足利・乾』編へ。年が変われば6月に、都心でありながら未踏の街での個展も控えている。藁の交換から始まったお伽噺の様な創作の旅は、振り返れば当時、赤坂にあった『乾』との出会いから。時は経ち、既に大…

幸福にも満ち欠けはあるが、実体は円いのだから気にすることはない。 『どうぞお入りください』 補うものがここにある。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://:title]

物静かな青年は、ドイツからの旅行者。スタッフを介して会話をした。 昨年7月の展で作品を購入したとのこと。偶然ではあるが、不思議な巡り合わせでもある。今回の旅で、再び桃源郷に迷い込んだのだから。 展示台を巡る冒険がようやく終わり、レジ前に立てば…

大黒枡と恵比寿枡を作った。 窯出し後、早速水を入れ試してみる。盃に注ぐには少々加減を要するが、機能としては問題なし。安堵し、二神に向かい手を合わせた。 神の口から湧き出ずる酒は、掌中の泉を満たす。畔に立ち、すくい取る心は間違いなく救われる。 …

先日、蔵のギャラリーでの展を開催した。設えてある展示台や棚もそこにふさわしいものとなるが、『面白い台はないか』と、毎回わがままを言う作家のために、カフェ&ギャラリー郷里の店主・松本さんは今回も用意してくれていた。 苔の付着した朽ちかけの台の…

小さな城下町、久留里の街道はずれに広がる田園。その先にある古民家カフェ&ギャラリー郷里の店主夫妻とは長い付き合い。父君が脱サラして開いたカフェも21年目を迎える。店舗、ギャラリーに体験工房、家具や内装に意匠を凝らし、家族や仲間と作り上げてき…

南青山にある小原流・東京支部に、昨年依頼を受けた花器4点を納品。 僕の器は饒舌である。それでも花との会話が成り立つことに満足。もっとも、語り合う内容についてはあまり関心はない。 そういえば、流派は忘れたが90年代に、ある華道家が掛花入を購入し…

降り注ぐ雨は、豊饒の大地を満たし、王の口から滴る 『王の Flower pot』 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

初夏、朝の日差しを浴び、深夜の片隅を照らすフランスのヴィンテージ鉄道ランタン 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

西荻窪の骨董屋で大黒様の置き時計に出会った。 ということで、恵比寿時計が出来上がる。 大黒時計は、未だ文字盤の配置を思案中。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

『エミール・ガレ 自然の蒐集 展』開催中の箱根・ポーラ美術館・ミュージアムショップに常設補充の納品。美術館のカラーもあり、ワルキャラのスカルやメッセージ性があるカタカナなどの文字入り柄はNG。ということで、ギリギリも含めた優等生キャラを選ぶこ…

フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの空想科学小説『海底二万里』は子供の頃の愛読書。過去の読書体験は、デザインに反映されることがある。 潜水艦ノーチラス号を襲う巨大タコやマッコウクジラとの攻防が、曖昧な記憶の中で混ざり合い、いつの間にか大王イ…

年に一度、地元、伊豆高原で『ゆる〜い』作品展を夢見て昨年に続き開催。 『ドクロ』に理解ある店主。首都圏から訪れる多彩な常連客。人気に左右されるリゾート地にあって、変わらぬ姿勢を貫くJazz Cafe Butter Note。 徒歩で大室高原バス停へ。昼をカフェで…

常設で取り扱われている六本木ヒルズ・Art&Design Store へ先週納品。 豆皿、盃、注器、この黄金のトライアングルは今のところ揺るぎないが、それだけでは面白くもない。ヒール覚悟で割って入る個性派もあるからこその『モノツクリ』 工芸ブログランキング…

2月、妻が一年おきに地元ギャラリー、草の花で開催する陶雛と器の展。毎度のことながら女性達の雛人形に対する思い入れには感心する。盛況のうちに終了。 僕の解釈ではあるが、雛人形とは、『雅』が『ヒトガタ』となって具現化されたもの。そこに『カワイイD…

自作品が異国へ向かうための港になっている京都・Robert Yellin Yakimono Galleryへ縁起物三者降臨。この先、いずれの国へと渡り、厳かに鎮座するかは、神のみぞ知る。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://工芸ブログランキング参加中。…

三嶋大社がどっかりと鎮座する東海道の宿場&門前町、三島にあるCRAFTS & ARTS『イーリ』にて1月恒例の取扱い作家企画展。今年のテーマは『大鉢>小鉢』 アイテムの偏りが甚だしい作家ゆえに鉢の数が揃わず、スープマグを中心に出品。 そもそもここは神様が…

愛を込めて使う器 器から受け取る愛 この厄介な世界で必要なのは 愛しい器で心を盛ること 西荻窪・ガレリア青猫にて恒例の一人一点展示、正月グループ展 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

ギャラリーオーナー福井さんの多彩な仲間達が日々訪れる『モルゲンロート』に12月15日・夕、音楽家達が集結。70年代『はっぴいえんど』と共に日本語ロックの先駆者『はちみつぱい』のベーシスト・和田博巳さんやモダンルーツ音楽のミュージシャン&神楽・伝…

南青山での2人展。テーマは縁起物。青山の地に作品が並ぶのは、意外なことに初。 ギャラリーの名は、『morgenrot』モルゲンロート。『朝焼け』を意味するドイツ語で、登山用語でもあるらしい。一方、イタリア語の古語で『虹』を意味する三島のショップギャラ…

10月に新宿高島屋で開催された『いけばな小原流』展。今年のテーマは『秋の宇宙』あきのそら。圧倒的な植物のボリュームと訪れる客で会場は『カオスの宇宙』・今回、講師として活躍されている幹部の白石さんが、六本木ヒルズA/Dストアでの作品展で選んだスカ…

世間はクリスマスイベントに向かう中、あえてハロウィーンネタ。 一年中ハロウィーンぽい作品を作っているのが幸いして、伊勢丹新宿店5階ウエストパーク企画、『大人のハロウィン』展参加。百貨店希望の豆皿を含めた50点ほどを出品。その時期になると『なに…

サーカスの花形、空中ブランコ。心臓を鷲掴む猛獣使い。緊迫の合間を縫って登場する道化。ギャラリーはサーカステントのようなもの。作品達は、それぞれの役割を演じ、観客を世界に誘う。一座の名は『海座』それが工房名。 横浜みなとみらいグランモール公園…

カメレオンは、非常に飼育の難しい生き物だ。また荒俣宏の著書『世界大博物図鑑・第3巻・両生、爬虫類』にこんな記述がある。・・・18世紀に入り、変化に富み人を考えさせる材料に事欠かず、謎の多い動物であったカメレオンを『賢者の愉しみ』と例えた。・・…

京都のRobert YellinやきものGalleryに、前回オーストラリアの地へと降臨した恵比寿神に続き大黒天を納品。オーナーのイエリン氏の要望は『日本の神聖なる形』 招き猫や力士、富士山に青龍など、神秘的で妖しげな置物を愛でる人々は海を越えて存在する。興味…

海外からの旅行者に絶大な信頼と人気を得ているExclusive Private Tour Guide のN氏は、僕の仕事の良き理解者。そして旅人を作品世界へと導いてくれる。今回初日に友人同伴で現れた。北海道ニセコでBarを経営するカナダ人の女性。反応は上々。どくろ図盃の前…

森アーツセンターギャラリーで7月18日から始まる『週間少年ジャンプ展VOL.1』そこにかぶる形で企画されたのは、サブカルチャーの影響色濃い『卓上のトリックスター達』と訪れる客の相性を考えてのこと。以前、『ONE PIECE展』を観に来た女性が、ショップ常設…