志村観行・旅する楽園・海座工房

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

名水の里。千葉最古、1624年創業含め複数の酒蔵が点在する城下町・久留里。 友人が経営する古民家カフェ・郷里は、その街道を外れた田園地帯にある。 敷地内の「蔵のギャラリー奏風」にて志村恵理子の陶雛展開催。 雛人形とは「雅」が「ヒトガタ」となって具…

地元・伊東の「草の花ギャラリー」にて隔年で開催している志村恵理子の陶雛展。 人口7万人弱。駅近く、かつては賑わったスーパーの跡地に斎場ができてしまうような地方都市ではあるが、毎回それなりに結果を出してきた。 であるから、今のところ我が町の新陳…

伊豆国一宮・三嶋大社がドッシリと鎮座する東海道の宿場町&門前町、三島。その地、一番町に軽やかに鎮座するCRAFTS & ARTS『イーリ』にて1月恒例の取扱い作家企画展。 今年のお題は『まあるい器』 ショップギャラリーは、駅近く、富士の雪解け水が湧き出す…

イタリアの照明器具ブランド『FLOS』が2009年に発表した、フランスのプロダクトデザイナー作品『PIANI』 『平野』を意味するLEDデスクランプは、日本の朱塗のお盆からインスピレーションされたもの。 ソファーに沈む前のスイッチON。 土灰釉に覆われたRetro…

以前、下北沢のメキシコ雑貨屋で購入した聖人ランプ。 オーナー曰く『アバウトな国なのでプラグは必ず抜いておいてください。』 笑いながら頷いた。 照明にも様々な役割がある。この時期、束の間の輝きを愛でるものなのだから、プラグを入れるその動作すらも…

6月の麻布十番、10月の六本木に吹いた熱い風。勢いそのままに南青山・モルゲンロートのドアが開いた。 波乗りを終えたばかり。な訳はないが、思わせるほど I さんは爽やかに逞しい。 『モルディブの海の色!』彼女の両手にはretro 酒 cup。そして、水面が揺…

南青山・モルゲンロートの福井さんが、この時期再び『鈴木ひょっとこ』さんとの『二人百福』展を企画してくれた。 共通世界は、今昔往来、楽や畏れの道行奇譚。 たどり着くのは、所在の分からぬ隠れ里。 住民は、幸福な生活を願い享受するが、現状に潜む『憂…

今更ながら、10月の展にて。 今年米寿を迎えた筋金入りのコレクターKさんとは長いお付き合い。さすがに物は増やすまいと決めている彼女が歩いてやって来た。しかしハロウィン間近な季節に『蚊遣り豚野郎』と出会うことになる。 60余年、我が庭の様なこの界隈…

これまた遅れに遅れての、後記。 六本木ヒルズ・Art&Design Store 恒例の蚊遣り豚展に、依頼を受けてどうにか1点作る時間を確保し参加。 蚊を殺す『ブキ』なのだから愛嬌は必要なし。不気味に怪しくダークなデザイン。サイケでマットに輝く毒気を含んだ色彩…

麻布十番、ギャラリー・ラ・リューシュの女性オーナー牧浦さんに、壁の一画を占める賑やかな落書の正体を訊いた。 現在は1階のフレンチレストランが、別形態で2階にあった時代の酔いどれアーティスト達の落書。 我らがピーター・ヴォーコスに池田満寿夫、そ…

『獨楽・どくらく』人にはわからないことを、独りでみつけて遊ぶのが、わたしの楽しみです。 美術書の求龍堂から出版された『熊谷守一 画文集・ひとりたのしむ』の中の一行。 20年近く前に、最大の理解者であるコレクターの男性から頂いた、とても大切な一冊…

西荻窪・工房&ショップギャラリー『アトリエ・すゞ途』の店主で陶芸家、矢島さんは古い友人。その縁もあり、東京でのホームとも言えるその街で今年も西荻茶散歩(チャサンポー)の季節がやってきた。 各店無料の茶を楽しみつつ街散歩、をコンセプトに2009年…

4月初旬。様々な生物が集まる楽園の水辺に青年が足を踏み入れた。 終わりかかる冬を背負った彼の表情が緩んでいく。 北国、札幌からやって来たのだから仕方がない。 インスタグラムのフォロワーだと教えてくれた。 人も加わってこその楽園は、やはり眺めの良…

様々な生物が集まる水辺のような器。楽園の器を作ること。 自作の世界を語る時、度々使う文言である。 為政者と勤労者が等しく同居する『モノツクリノクニ』 寛容な王は耳の形など気にすることもなく、唯一無二を愉しみ、活かす智慧を備えた。 貪欲な民は異…

ここ数年の傾向。 恵比寿、大黒、招き猫に福助。そして、とめどなく繰り出される吉祥デザイン。そこにブラックなスパイスを効かせ、陰影ある縁起物をひたすら創作する。 既に『まんぷく』ではあるが、福を求める胃袋に底はない。飢餓が共存するアンバランス…

吉祥奇譚、今年の創作にまつわる不可思議な物語は『足利・乾』編へ。年が変われば6月に、都心でありながら未踏の街での個展も控えている。藁の交換から始まったお伽噺の様な創作の旅は、振り返れば当時、赤坂にあった『乾』との出会いから。時は経ち、既に大…

幸福にも満ち欠けはあるが、実体は円いのだから気にすることはない。 『どうぞお入りください』 補うものがここにある。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://:title]

物静かな青年は、ドイツからの旅行者。スタッフを介して会話をした。 昨年7月の展で作品を購入したとのこと。偶然ではあるが、不思議な巡り合わせでもある。今回の旅で、再び桃源郷に迷い込んだのだから。 展示台を巡る冒険がようやく終わり、レジ前に立てば…

大黒枡と恵比寿枡を作った。 窯出し後、早速水を入れ試してみる。盃に注ぐには少々加減を要するが、機能としては問題なし。安堵し、二神に向かい手を合わせた。 神の口から湧き出ずる酒は、掌中の泉を満たす。畔に立ち、すくい取る心は間違いなく救われる。 …

先日、蔵のギャラリーでの展を開催した。設えてある展示台や棚もそこにふさわしいものとなるが、『面白い台はないか』と、毎回わがままを言う作家のために、カフェ&ギャラリー郷里の店主・松本さんは今回も用意してくれていた。 苔の付着した朽ちかけの台の…

小さな城下町、久留里の街道はずれに広がる田園。その先にある古民家カフェ&ギャラリー郷里の店主夫妻とは長い付き合い。父君が脱サラして開いたカフェも21年目を迎える。店舗、ギャラリーに体験工房、家具や内装に意匠を凝らし、家族や仲間と作り上げてき…

南青山にある小原流・東京支部に、昨年依頼を受けた花器4点を納品。 僕の器は饒舌である。それでも花との会話が成り立つことに満足。もっとも、語り合う内容についてはあまり関心はない。 そういえば、流派は忘れたが90年代に、ある華道家が掛花入を購入し…

降り注ぐ雨は、豊饒の大地を満たし、王の口から滴る 『王の Flower pot』 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

初夏、朝の日差しを浴び、深夜の片隅を照らすフランスのヴィンテージ鉄道ランタン 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

西荻窪の骨董屋で大黒様の置き時計に出会った。 ということで、恵比寿時計が出来上がる。 大黒時計は、未だ文字盤の配置を思案中。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

『エミール・ガレ 自然の蒐集 展』開催中の箱根・ポーラ美術館・ミュージアムショップに常設補充の納品。美術館のカラーもあり、ワルキャラのスカルやメッセージ性があるカタカナなどの文字入り柄はNG。ということで、ギリギリも含めた優等生キャラを選ぶこ…

フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの空想科学小説『海底二万里』は子供の頃の愛読書。過去の読書体験は、デザインに反映されることがある。 潜水艦ノーチラス号を襲う巨大タコやマッコウクジラとの攻防が、曖昧な記憶の中で混ざり合い、いつの間にか大王イ…

年に一度、地元、伊豆高原で『ゆる〜い』作品展を夢見て昨年に続き開催。 『ドクロ』に理解ある店主。首都圏から訪れる多彩な常連客。人気に左右されるリゾート地にあって、変わらぬ姿勢を貫くJazz Cafe Butter Note。 徒歩で大室高原バス停へ。昼をカフェで…

常設で取り扱われている六本木ヒルズ・Art&Design Store へ先週納品。 豆皿、盃、注器、この黄金のトライアングルは今のところ揺るぎないが、それだけでは面白くもない。ヒール覚悟で割って入る個性派もあるからこその『モノツクリ』 工芸ブログランキング…

2月、妻が一年おきに地元ギャラリー、草の花で開催する陶雛と器の展。毎度のことながら女性達の雛人形に対する思い入れには感心する。盛況のうちに終了。 僕の解釈ではあるが、雛人形とは、『雅』が『ヒトガタ』となって具現化されたもの。そこに『カワイイD…