志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年のクリスマスから4日が過ぎて、20年前のイブを思い出す。遠い過去の話しではあるが、モノツクリにとって、そこにまつわる記憶はどれだけ時が経とうが、現在進行形の大切な経験である。・・・1995年のクリスマスイブに一冊の洋書が送られて来た。窓や…

物置から引っ張り出した1960年代製の扇風機を分解。ガードを変形させ、梨地ガラスをはめ込み、シェードに改造。エジソン電球が光るインダストリアル・ペンダントランプに仕立ててから一年が過ぎた。残った本体に漸く手をつける。空洞になったモーター格納部…

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『水と水とが出会うところ』RAYMOND CARVERの詩の一節。例えば海を目前にした河。それは聖域のように際立つ素晴らしい場所だという。ならば盃の海に注がれる酒もまた神聖なる河なのだ。しかし近寄り難くはない。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを…

世田谷・桜新町にあるジュエリー・ガリカ。友人のデザイナー&職人&店主、道本君の作品を販売しているその店で、気まぐれに開催しているジュエリーの様に小さく濃密で、クリスマスカードを兼ねた12月の展。 ameblo.jp 工芸ブログランキング参加中。是非クリ…

舞台の上で、整然と、静謐に、これから重要な役割を担うであろうものたちの佇まい。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

定番タンブラーにおいても、濃いキャラクター達は当然登場する。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

続けてスープマグ、ついでに通常サイズのマグカップ。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

ギャラリーでの作品展は、小劇場における演劇のようなもの。僕の舞台は常にBlack Comedy。ギャラリーYORIにて登場の役者達を紹介。まずはビアマグ。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

化け物で溢れかえる街へとモンスターを運び続ける車両。井の頭線・池ノ上のホームさえ、既にゾンビは徘徊していた。異形の夜は明け、穏やかな午後。柔らかな日が差し込む万聖節のギャラリーは、前夜と変わらず非日常であった。 工芸ブログランキング参加中。…

万聖節前夜、いや前日から始まる作品展。ギャラリーYORIにて。 umiza-kobo.jp 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

代々木上原にあるギャラリーYORI。隔年開催の個展の楽しみは、在廊の合間の散策。学生の姿もまばらな東大先端科学技術研究センターの構内を抜け、東門から日本民藝館へと向かう。そこでは毎度、河井寛次郎に頭を下げて来た。こちらは大真面目に、直立不動の…

ギャラリーFace to Faceは、初めて関わるギャラリー。企画展は絵画中心だが、今後は工芸も多く取り扱う意向のようだ。オーナーの山本さんは、スカルモチーフの作品を目にしてから、その後の個展には欠かさず顔を出してくれる。今回、吉祥寺ねこ祭りイベント…

伊東、葛見神社の大楠。樹齢推定1000年、幹周15m樹高25m、子供の頃から初詣はここ。そして前に立ち、必ず見上げてきた。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

9月も終わりの弓ケ浜。木箱用板材を拾うために、たまに立ち寄るこの海岸は、日本渚百選にも選ばれている。山の向こうに見えるのは、南伊豆で今も賛否が分かれる風車。先端テクノロジーとインダストリアルデザイナーの共同作業が生み出すフォルムには、巨大…

名古屋、大須の広大なアーケードの一画に潜んでいたFull Moon Toysの謎の男。意気投合し、今では同居人であるが、僕は彼のアドバイスにも耳を傾けることにしている。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

久留里(くるり)城趾の下、街道沿いに広がる街での四回目の作品展。廃藩後も明治から昭和初期にかけ、商業地として栄えた久留里には、造り酒屋やレトロモダンな建物が点在している。毎回、この歴史有る街にちなんだ形でDMを制作しているが、ネタ探しも次第に…

鎖を引いてスイッチON。アメリカンヴィンテージ、ベークライト素材のインダストリアル・クランプライトが、瞳の様にテロリと光った。インテリア・コーディネイターでもある骨董屋の店主は、アンティークパーツを使用した照明器具作りをサポートしている。店…

世界は、根をはり続けているが成長しない植物の様だ。食べられる果実が、あまりにも少ない。 息子作 Sundown Lamp 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

1955年公開のユニバーサル映画『宇宙水爆戦』に登場したミュータント。数年前、渋谷の無国籍通りのショップに密かに棲息していたところを発見。捕獲した。こんなものを通して、こんなやつらが生まれてくる。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! […

イタリア製のロードバイク、DE ROSAに乗り、伊豆の山岳コースを走り終え帰省した次男が、再び愛車に股がり東京へと戻っていった。個展の度に泊まる息子のアパートで、部屋を暗くし、彼の作った Angel Eye LampをONにした。光る目を眺めながら、二人で完成の…

南青山にあったファニチャーレーベル『E&Y』のショールームで見つけたテーブルスタンド。オランダのデザイナー Richard Hutten作『SWITCH』1998年 ONにする度に、フランケンシュタイン博士の実験室を思い出す。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを!…

PINK DRAGON、あるいはブランド・CREAM SODA。渋谷キャットストリート入口に80年代から存在する、アメリカン・ビンテージ・ロックが詰まった伝説的服屋。デザイナーの並木さんとは、ガッチリ『ドクロ』で繋がる飲み友達である。彼の造り出す、多幸感あふれ、…

海辺を歩くと、J.G.Ballardの短編『溺れた巨人』を思い出す。海岸に打ち上げられた巨人の水死体が、朽ちてゆく様を描写した作品である。僕は海鳥の頭骨を見つけたことがあるが、『大切なもの』として持ち帰ることが出来た。しかし『文明』という巨人が、海岸…

硯・・・優れた装置である。己の底が見えてくる。 水滴・・・満々と喜怒哀楽を湛えた源から、熟した果実がポトリと落ちた。 筆洗・・・豊かな黒に染まる水、に染まる心。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

息子が、かつてお世話になっていた阿寒湖アイヌコタンに住むCraftsman、藤戸康平さん。そしてAlternative Sculptureを造り続けている、父親で木彫家の藤戸竹喜氏。『熊の家 藤戸』は理想の形。技術継承の先にある、伝統を踏まえた精神の継承。同時にそこには…

グラフィティアーティストKAWSとのコラボやBE@RBRICKフィギュアで知られるメディコム・トイのKUBRICKシリーズ。・ナイトメアー・ビフォア・クリスマス パンプキン・キング・ジャック&ハンギング・ツリー。僕の作品要素、ブラック・コメディはこんなやつらか…

六本木ヒルズ・森美術館ミュージアムショップ・ART&DESIGN STOREの一画で、7月中旬から開催される恒例の蚊遣り展。今回タイミングが合い漸く参加。形態は、なんでもありのおまかせ。しかしここは王道の豚形にする。可愛い子豚とはかけ離れた三匹の豚野郎。…

阿佐ヶ谷の昭和な喫茶店・Cobuで長年開催していた壁面展も、建物の老朽化と共にその場所も消え、さてと思っていたところにカフェと出会う。名称は変われど脈脈と引き継がれるカウンターカルチャーの棲家は、やはり居心地が良い。 http://www.kidailack.co.jp…

あの60年代を経て現れた、キッド・アイラック・アートホール、無言館、信濃デッサン館。文化の深海を寛然と潜行する巨鯨は、必須の資源を生み出して来た。地下に潜むカフェで、千冊の蔵書や酒瓶と珈琲の香りに囲まれて資源の一部になることは、24日間の至楽…