志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

2020-01-01から1年間の記事一覧

北九州市のライフスタイルショップ「RHINES/ラインズ」にて作品取扱い開始。同時にオンラインショップでの展開も。 「あなた」と「もの」を繋ぐいくつもの線「ラインズ」は今年OPEN したお店。 思い返すのは、工房が動き出した1991年、バブル崩壊の年。築き…

10月18日(日)にフジテレビで放送された『なりゆき街道旅/2020・六本木』で 志村観行・作品展が紹介されました。 9月に六本木ヒルズ・森アーツセンター、ミュージアムショップ・Art&Design Storeにて開催の個展と収録が重なり、そこで関心を持たれたようで…

足利・乾ギャラリーにて作品展開催中。 今回はギャラリーに委ね、作者は次の仕事に没頭。 分身達は、品ある空間に襟を正し屹立しているようですが、怖がることはありません。 どうぞお入り下さい。

1991年、当時東京・赤坂で主に現代陶を扱っていた乾ギャラリーにて初個展を開いた。 若い作家にとっては登竜門的存在であり、伝説的な女性オーナーを僕等は親しみと敬いを持って「おばさん」と呼んでいた。 現在は地元栃木の足利にギャラリーを移し、「おば…

オーダーは受けないけれど、今後の展に出品し、その時の印象で改めて気に入ればどうぞ。といつも説明している。そして今回初日に訪れたA氏は、大黒天と恵比寿神を愛でながら納得した。 昨年、森アーツセンターギャラリーで開催された「バスキア展」を観賞し…

「秋の萬雨」内田百閒の随筆や短編にありそうなサブタイトルを付けてみた。 今現状の世界で起きていることは、百閒文学特有の怪異譚と変わりはない。 深夜、神楽坂で虎に出会う恐怖の不条理世界がそこにある。しかしそう言いつつも、夢と希望の工芸ワールド…

工房で寛ぎ、天井を眺めながら未踏の奥地へと向かう。密林を抜け王国に到達した。 そこで手にしたゴンドワナの道具。 酒も入るのだから、盃やタンブラー、ゴブレットと 名付けてみる。距離があるのも当然。しかし、未知の道具であるならば、手に取ることも探…

蔵のギャラリー敷地内、カフェ郷里で食事中のこと。別席の男性が近づき、タブレットで猫屋典膳のブログ・リハビリのメソッドを開いた。 それは、長年僕の作品を追い続けている編集者でコレクターA氏が、リハビリにアート探訪を絡めた記録。内容に興味を抱い…

二年振り、千葉・久留里、カフェ郷里にある「蔵のギャラリー奏風」にて作品展。 世界はどうあれ、年中巣ごもり状態。リゾートの緑に囲まれ仕事漬け。この地特有な自然光景を眺めながらのウォーキングが息抜きだ。 世代が代わり、手入れもしない別荘はやがて…

阿佐ヶ谷は、なにかと縁の深い街。 1933年創業の老舗、スポーツバイク専門店「フレンド商会」はその一つ。バイクワンダーランドの入口には、レトロに輝くフレンドのネオンサイン。 地上4階、地下2階の空間は、カラフルなプロダクトデザインの宝庫である。 そ…

どんな状況であろうともコレクターという人種は健在だ。 彼女の様な存在は、作り手が抱える懸念を多少なりとも晴らしてくれる。そして選ばれた中の一枚は示唆に富んでいた。 刻一刻とカメレオンの如く変化する国内外の情勢。しかし自然界の脅威は、同時に自…

「水の流浪」は詩人・金子光晴の作品。 幸い僕は工芸家である。苦悩や葛藤など作品に反映させることはないが、制作中とても小さな流浪は度々あることだ。 一節にある「疲労(つかれ)より美しい感覚はない」に共感する。 初日を迎え、在廊する数日間はまさにそ…

箱根ポーラ美術館・ミュージアムショップに豆皿含め数十点を納品。 ポーラ・オリジナルアイテムも多いショップゆえ、企画展によっては店頭に並ばない時もあるが、現在開催されている「シュルレアリスムと絵画」展では「超現実」アイテムの一つとして並べられ…

名水の里。千葉最古、1624年創業含め複数の酒蔵が点在する城下町・久留里。 友人が経営する古民家カフェ・郷里は、その街道を外れた田園地帯にある。 敷地内の「蔵のギャラリー奏風」にて志村恵理子の陶雛展開催。 雛人形とは「雅」が「ヒトガタ」となって具…

地元・伊東の「草の花ギャラリー」にて隔年で開催している志村恵理子の陶雛展。 人口7万人弱。駅近く、かつては賑わったスーパーの跡地に斎場ができてしまうような地方都市ではあるが、毎回それなりに結果を出してきた。 であるから、今のところ我が町の新陳…

伊豆国一宮・三嶋大社がドッシリと鎮座する東海道の宿場町&門前町、三島。その地、一番町に軽やかに鎮座するCRAFTS & ARTS『イーリ』にて1月恒例の取扱い作家企画展。 今年のお題は『まあるい器』 ショップギャラリーは、駅近く、富士の雪解け水が湧き出す…

イタリアの照明器具ブランド『FLOS』が2009年に発表した、フランスのプロダクトデザイナー作品『PIANI』 『平野』を意味するLEDデスクランプは、日本の朱塗のお盆からインスピレーションされたもの。 ソファーに沈む前のスイッチON。 土灰釉に覆われたRetro…