志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

2018-01-01から1年間の記事一覧

吉祥奇譚、今年の創作にまつわる不可思議な物語は『足利・乾』編へ。年が変われば6月に、都心でありながら未踏の街での個展も控えている。藁の交換から始まったお伽噺の様な創作の旅は、振り返れば当時、赤坂にあった『乾』との出会いから。時は経ち、既に大…

幸福にも満ち欠けはあるが、実体は円いのだから気にすることはない。 『どうぞお入りください』 補うものがここにある。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://:title]

物静かな青年は、ドイツからの旅行者。スタッフを介して会話をした。 昨年7月の展で作品を購入したとのこと。偶然ではあるが、不思議な巡り合わせでもある。今回の旅で、再び桃源郷に迷い込んだのだから。 展示台を巡る冒険がようやく終わり、レジ前に立てば…

大黒枡と恵比寿枡を作った。 窯出し後、早速水を入れ試してみる。盃に注ぐには少々加減を要するが、機能としては問題なし。安堵し、二神に向かい手を合わせた。 神の口から湧き出ずる酒は、掌中の泉を満たす。畔に立ち、すくい取る心は間違いなく救われる。 …

先日、蔵のギャラリーでの展を開催した。設えてある展示台や棚もそこにふさわしいものとなるが、『面白い台はないか』と、毎回わがままを言う作家のために、カフェ&ギャラリー郷里の店主・松本さんは今回も用意してくれていた。 苔の付着した朽ちかけの台の…

小さな城下町、久留里の街道はずれに広がる田園。その先にある古民家カフェ&ギャラリー郷里の店主夫妻とは長い付き合い。父君が脱サラして開いたカフェも21年目を迎える。店舗、ギャラリーに体験工房、家具や内装に意匠を凝らし、家族や仲間と作り上げてき…

南青山にある小原流・東京支部に、昨年依頼を受けた花器4点を納品。 僕の器は饒舌である。それでも花との会話が成り立つことに満足。もっとも、語り合う内容についてはあまり関心はない。 そういえば、流派は忘れたが90年代に、ある華道家が掛花入を購入し…

降り注ぐ雨は、豊饒の大地を満たし、王の口から滴る 『王の Flower pot』 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

初夏、朝の日差しを浴び、深夜の片隅を照らすフランスのヴィンテージ鉄道ランタン 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

西荻窪の骨董屋で大黒様の置き時計に出会った。 ということで、恵比寿時計が出来上がる。 大黒時計は、未だ文字盤の配置を思案中。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

『エミール・ガレ 自然の蒐集 展』開催中の箱根・ポーラ美術館・ミュージアムショップに常設補充の納品。美術館のカラーもあり、ワルキャラのスカルやメッセージ性があるカタカナなどの文字入り柄はNG。ということで、ギリギリも含めた優等生キャラを選ぶこ…

フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの空想科学小説『海底二万里』は子供の頃の愛読書。過去の読書体験は、デザインに反映されることがある。 潜水艦ノーチラス号を襲う巨大タコやマッコウクジラとの攻防が、曖昧な記憶の中で混ざり合い、いつの間にか大王イ…

年に一度、地元、伊豆高原で『ゆる〜い』作品展を夢見て昨年に続き開催。 『ドクロ』に理解ある店主。首都圏から訪れる多彩な常連客。人気に左右されるリゾート地にあって、変わらぬ姿勢を貫くJazz Cafe Butter Note。 徒歩で大室高原バス停へ。昼をカフェで…

常設で取り扱われている六本木ヒルズ・Art&Design Store へ先週納品。 豆皿、盃、注器、この黄金のトライアングルは今のところ揺るぎないが、それだけでは面白くもない。ヒール覚悟で割って入る個性派もあるからこその『モノツクリ』 工芸ブログランキング…

2月、妻が一年おきに地元ギャラリー、草の花で開催する陶雛と器の展。毎度のことながら女性達の雛人形に対する思い入れには感心する。盛況のうちに終了。 僕の解釈ではあるが、雛人形とは、『雅』が『ヒトガタ』となって具現化されたもの。そこに『カワイイD…

自作品が異国へ向かうための港になっている京都・Robert Yellin Yakimono Galleryへ縁起物三者降臨。この先、いずれの国へと渡り、厳かに鎮座するかは、神のみぞ知る。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://工芸ブログランキング参加中。…

三嶋大社がどっかりと鎮座する東海道の宿場&門前町、三島にあるCRAFTS & ARTS『イーリ』にて1月恒例の取扱い作家企画展。今年のテーマは『大鉢>小鉢』 アイテムの偏りが甚だしい作家ゆえに鉢の数が揃わず、スープマグを中心に出品。 そもそもここは神様が…

愛を込めて使う器 器から受け取る愛 この厄介な世界で必要なのは 愛しい器で心を盛ること 西荻窪・ガレリア青猫にて恒例の一人一点展示、正月グループ展 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]