志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

祭りは年に一度。 制作は、続けている限り常に収穫祭がやってくる。 、

久々の窯出しで、その一部を改めて眺める。 少々安堵も束の間、あと一度の窯焚きに向けて制作中。 森美術館ミュージアムショップにて個展。 11月26日から

本焼きを待つ悪っぽい面々 11月の個展に向けてヤル気満々

六本木ヒルズ、森美術館ミュージアムショップの作品とは別にオンライン限定作品を販売中。 現在は7点を残すのみ。 強弱を繰り返しながら移ろう季節。 最大級に不穏な夏を迎えてもアートは逞しく、淡々と歩を進める。 クリエイターの人生は持久戦そのものなの…

「空間を盛る器」 立体作品の用途を尋ねられた時は、当初からこう答えてきた。 揃えた掌を空間に差し出し受け止める感覚。 あなたの盛り付けた「美味なる空間」がこぼれ落ちないように、工芸家は、できるだけ大きく優しい柔らかな窪みを作る。 、 7月31日か…

緊急事態宣言も解除され、だいぶ遅ればせながら告知。 六本木ヒルズ・森美術館の各施設が6月1日にリニューアルオープン。直前に、MORI ART MUSEUM SHOP へ納品&11月個展の打ち合わせ。 コロナ禍は承知のうえ。オリンピックが有ろうが無かろうが、そんなこと…

大阪には今まで不思議と縁が無かったが、思いもよらない形でギャラリー海野と出会う。 陶芸家が創り出す作品達も道が無ければ歩き出すことはできない。 ブルドーザーの如きギャラリスト、海野氏は、創り出す様々な道が滑走路にまで及ぶ情熱溢れる人物だ。 既…

美術出版社・求龍堂のオンラインストア、カテゴリー「アート作品」にて豆皿販売開始。 本当に少数であるが、志村作品的ダークなヤツばかり。 興味ある方は入口へどうぞ🤲 、 https://www.kyuryudo.co.jp 、

北九州市のライフスタイルショップ「RHINES」に器を納品。 「あなた」と「もの」を繋ぐいくつもの線「ラインズ」と自作品は昨年から繋がり始め、今ではrétro角プレートの図柄の様に。 オンラインショップでも取扱い中! http://www.on-rhines.com

DECOシリーズは第3のシリーズとして大切に育ててきたもの。 今回の個展でも同様、ライフスタイルも含め、お洒落で自由度高く「買う」という行為をする方々の言葉「カッコいい」が創作に勇気を与える。 借りもののアートを材料にレトリックを駆使する「評論家…

麻布十番、ギャラリー・ラリューシュにて

精密機械加工会社の三代目、技術者の大松氏がご夫妻で来廊。パティオ十番広場、欅の新緑眩しい日曜午後。 初めてお会いするものの、既に多くの自作品達は自宅と会社事務所にて、コレクションされたアートやビンテージグッズと共に暮らしている。 先端産業と…

ミュージアムショップの書籍コーナーで求龍堂発行「中園孔ニ」の画集と出会った。 2013〜15年、僅か3年の活動で、夭逝の画家が描いた奥底を覗くほど恐ろしい色彩世界は、脳内ブラウン管ディスプレーに映るモノ。 ノイズと揺らぎの妖しい輝きは、階調が曖昧だ…

*3月11日、複数作品追加再登場。販売中! 、 、 常設で取り扱われているミュージアムショップ、六本木ヒルズ・アート&デザイン ストアや森美術館&関連施設は、改修工事のため全て休館中。 4月末にリニューアルオープン予定。 そんな中、森美術館オンライン…

明治13年創業・画廊「文錦堂」 当時の文豪小説に登場しそうな店名の老舗にて恒例の酒器展初参加。 戦国時代から栄える城下町。東海の中核都市の一つ、岐阜市に画廊はある。 「しにせ」、音の響きは「門構え」の如く立つ。 大仰ではなく簡素であるが瀟洒な造…

北九州市のライフスタイルショップ「RHINES/ラインズ」にて作品取扱い開始。同時にオンラインショップでの展開も。 「あなた」と「もの」を繋ぐいくつもの線「ラインズ」は今年OPEN したお店。 思い返すのは、工房が動き出した1991年、バブル崩壊の年。築き…

10月18日(日)にフジテレビで放送された『なりゆき街道旅/2020・六本木』で 志村観行・作品展が紹介されました。 9月に六本木ヒルズ・森アーツセンター、ミュージアムショップ・Art&Design Storeにて開催の個展と収録が重なり、そこで関心を持たれたようで…

足利・乾ギャラリーにて作品展開催中。 今回はギャラリーに委ね、作者は次の仕事に没頭。 分身達は、品ある空間に襟を正し屹立しているようですが、怖がることはありません。 どうぞお入り下さい。

1991年、当時東京・赤坂で主に現代陶を扱っていた乾ギャラリーにて初個展を開いた。 若い作家にとっては登竜門的存在であり、伝説的な女性オーナーを僕等は親しみと敬いを持って「おばさん」と呼んでいた。 現在は地元栃木の足利にギャラリーを移し、「おば…

オーダーは受けないけれど、今後の展に出品し、その時の印象で改めて気に入ればどうぞ。といつも説明している。そして今回初日に訪れたA氏は、大黒天と恵比寿神を愛でながら納得した。 昨年、森アーツセンターギャラリーで開催された「バスキア展」を観賞し…

「秋の萬雨」内田百閒の随筆や短編にありそうなサブタイトルを付けてみた。 今現状の世界で起きていることは、百閒文学特有の怪異譚と変わりはない。 深夜、神楽坂で虎に出会う恐怖の不条理世界がそこにある。しかしそう言いつつも、夢と希望の工芸ワールド…

工房で寛ぎ、天井を眺めながら未踏の奥地へと向かう。密林を抜け王国に到達した。 そこで手にしたゴンドワナの道具。 酒も入るのだから、盃やタンブラー、ゴブレットと 名付けてみる。距離があるのも当然。しかし、未知の道具であるならば、手に取ることも探…

蔵のギャラリー敷地内、カフェ郷里で食事中のこと。別席の男性が近づき、タブレットで猫屋典膳のブログ・リハビリのメソッドを開いた。 それは、長年僕の作品を追い続けている編集者でコレクターA氏が、リハビリにアート探訪を絡めた記録。内容に興味を抱い…

二年振り、千葉・久留里、カフェ郷里にある「蔵のギャラリー奏風」にて作品展。 世界はどうあれ、年中巣ごもり状態。リゾートの緑に囲まれ仕事漬け。この地特有な自然光景を眺めながらのウォーキングが息抜きだ。 世代が代わり、手入れもしない別荘はやがて…

阿佐ヶ谷は、なにかと縁の深い街。 1933年創業の老舗、スポーツバイク専門店「フレンド商会」はその一つ。バイクワンダーランドの入口には、レトロに輝くフレンドのネオンサイン。 地上4階、地下2階の空間は、カラフルなプロダクトデザインの宝庫である。 そ…

どんな状況であろうともコレクターという人種は健在だ。 彼女の様な存在は、作り手が抱える懸念を多少なりとも晴らしてくれる。そして選ばれた中の一枚は示唆に富んでいた。 刻一刻とカメレオンの如く変化する国内外の情勢。しかし自然界の脅威は、同時に自…

「水の流浪」は詩人・金子光晴の作品。 幸い僕は工芸家である。苦悩や葛藤など作品に反映させることはないが、制作中とても小さな流浪は度々あることだ。 一節にある「疲労(つかれ)より美しい感覚はない」に共感する。 初日を迎え、在廊する数日間はまさにそ…

箱根ポーラ美術館・ミュージアムショップに豆皿含め数十点を納品。 ポーラ・オリジナルアイテムも多いショップゆえ、企画展によっては店頭に並ばない時もあるが、現在開催されている「シュルレアリスムと絵画」展では「超現実」アイテムの一つとして並べられ…

名水の里。千葉最古、1624年創業含め複数の酒蔵が点在する城下町・久留里。 友人が経営する古民家カフェ・郷里は、その街道を外れた田園地帯にある。 敷地内の「蔵のギャラリー奏風」にて志村恵理子の陶雛展開催。 雛人形とは「雅」が「ヒトガタ」となって具…

地元・伊東の「草の花ギャラリー」にて隔年で開催している志村恵理子の陶雛展。 人口7万人弱。駅近く、かつては賑わったスーパーの跡地に斎場ができてしまうような地方都市ではあるが、毎回それなりに結果を出してきた。 であるから、今のところ我が町の新陳…

伊豆国一宮・三嶋大社がドッシリと鎮座する東海道の宿場町&門前町、三島。その地、一番町に軽やかに鎮座するCRAFTS & ARTS『イーリ』にて1月恒例の取扱い作家企画展。 今年のお題は『まあるい器』 ショップギャラリーは、駅近く、富士の雪解け水が湧き出す…