志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

2014-01-01から1年間の記事一覧

『おいしい生活』1982年・糸井重里考案の西武百貨店キャッチコピー。この素敵なコピーと共に、あの素晴らしき時代は始まる。セゾン文化なるものが鮮やかに開花し、池袋西武は『店の中に街を作る』を実践した。当時僕は、その街を散策しながら、そこに息づく…

箱根のポーラ美術館で今年開催した企画、『いろどる線とかたどる色』展。そこに含まれるマティスの『ジャズ』シリーズ20点に合わせて何か作品を、というミュージアムショップからの依頼を受け制作したジャズ・クインテット・タンブラー。本来、マティスの切…

レオナール・フジタ。好きな画家である。彼の作品を最も多く収蔵しているポーラ美術館に、新たに作品3点が加わった。ここは箱根の自然との共生を優先し、巨大な円形壕に十字形の建物を納め、空間が地下に広がる構造になっている。東洋と西洋の美意識の共生…

インディーズ作家であることを自負している立場にとって、パフォーマンスの場はライブハウスが一番。しかし時には、ホール公演も必要だ。『ハコ』とは観える景色が違うのだから、観られ方も異なる場合がある。その差異を感じ取り、次に向けての微調整、修正…

ラテン語で『CARPE DIEM』ソウルに住むSang-heeさんの今年OPENしたジュエリーショップ&工房の名前。素敵な言葉なので、早速自作にも取り入れた。来日と個展がタイミングよく重なった時、必ず覗いてくれる彼女は、『今を楽しめ』を実践しているようだ。 工芸…

空想科学冒険図 広口壷・・・これは着ぐるみを使った空想の物語である。中には、温厚で賢く善良な男が入っている。だからこそ、凶暴で陳腐なストーリーを忠実に演じることができるのだ。 http://umiza-kobo.jp/ 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを!…

本郷にあるギャラリーで個展を開催した時のこと。湯島の居酒屋、シンスケで飲んだ。四代目の矢部君は後輩である。おやじさんと二人だけで仕切るカウンターの中には、杉樽から注がれる『両関』の香りと共に、『継承』の時が流れている。その立ち振る舞いは伝…

元祖ジャムバンド、Grateful Deadのキャラクター・ダンシングベアがデザインされたデスクランプ。仕事を終えてスイッチON。ここから深夜は動き出す。様々な音楽ジャンルが混ざり合い、延々と続く演奏スタイルを自身に置き換える。ダンシングベアな制作の日々…

今年6月の話。奇妙な形の植物を収めたい、という福永さんの希望で初めて植木鉢なるものを作ってみた。花の様にカラフルな作風ゆえに、花を挿す入れ物には不向きだと思っていたのだが、彼女は僕の作品を、転がる石の様に扱ってくれる。考えてみれば、鉱物が…

食べる側の愛についてのお言葉と食べられる側の平和を請う叫び 酒を注ぐ器 王の注器と兎の注器 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

百合と果実図十字形慈愛の光に包まれた穏やかな日常の入口。 DECO聖母タンブラーと共に。幸福な生活。 海座工房 陶 志村観行 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

以前、個展の初日に、女性がスカル柄の作品を購入してくれた。聞けば、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催していたONE PIECE展を観に来た際、ミュージアムショップで僕のスカル柄作品と出会い一目惚れ、辿り着いたHPで個展が有ることを知ったと…

長男夫婦のリクエストで制作した孫時計。反応は上々。次は何を作るかと、こちらからリクエストする。・・つもり 海座工房 陶 志村観行 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

ハロウィーンの翌日、万聖節の朝。台湾に住む僕の作品ファンの男性がFace Bookにupしてくれた画像。これは『ドクロに薔薇図ドクロ形盃』聖なる夜の幸福な演出。物造りは、こんなたわい無いことでも嬉しいものだ。多謝! 工芸ブログランキング参加中。是非ク…

US,DAZOR社の1960年代製造ヴィンテージ・インダストリアル・デスクライト。普段、電球色に囲まれた生活だが、クールな蛍光色も部屋の一部だけなら悪くない。恵比寿にあるパシフィックファニチャーサービスは、ほぼ変わらぬ『姿』で現在も製造されているこの…

『人骨図月の砂漠形皿』・渇ききった心をさらに渇かしてくれる皿。その後に飲む水は最高に美味いはず。 『ある部族の戦士図太陽の大地形皿』・攻撃的な心の人が使うと、さらに好戦的になる皿。経験したことが無いほどの飢餓感を感じられる。だからなにを盛っ…

六本木ヒルズ、森アーツセンター・ミュージアムショップの一つART&DESIGN STOREからの依頼で制作した蚊遣り。デザインは自由だが、やはり豚形がいい。残念ながら希望月に間に合わず、来年まで飼育することに。しかし世界では、蚊のごとき不快な出来事が季節…

伊豆高原な器・海座工房

『どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません。』注文の多い料理店・山猫軒の開き戸には、こんな言葉が書かれている。実は、伊豆高原の雑木林の中にそれらしい建物がある。扉を開けると、風変わりで、怪しくミステリアスな部屋が広がり、もち…

久留里はかつての城下町。田園を越えて、築130年の古民家へ。 敷地に佇む蔵の中は 別世界。しかし不思議と世界は共存できる。 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

千葉・久留里、Cafe&Gallery郷里にて個展開催中

くるりは名水の里。そして知る必要もないほど安寧で凡庸な歴史が流れる川の様に、ゆるりと延びた街道がある。世界がこんな川だけならば、人は皆、浮かぶことができるに違いない。心地良く、漂い揺れながら、両手ですくったこの街を味わう。つまり『くるりが…