「水の流浪」は詩人・金子光晴の作品。
幸い僕は工芸家である。苦悩や葛藤など作品に反映させることはないが、制作中とても小さな流浪は度々あることだ。
一節にある「疲労(つかれ)より美しい感覚はない」に共感する。
初日を迎え、在廊する数日間はまさにその状態。
もっとも、へたりきった作者の理屈など観る側には必要ないこと。
流浪の末に滴る水を両手で受け止めてもらえたらそれでいい。
志村観行 陶展
Cafe Gallery forma
2020. 3/31〜4/11
11:00〜17:00 日・月休み
在廊日 3/31 4/1〜4*各日午後
埼玉県所沢市泉町914ー17 千雅堂1F
Tel 04-2933-6800