オーダーは受けないけれど、今後の展に出品し、その時の印象で改めて気に入ればどうぞ。といつも説明している。そして今回初日に訪れたA氏は、大黒天と恵比寿神を愛でながら納得した。
昨年、森アーツセンターギャラリーで開催された「バスキア展」を観賞し、その流れで僕の作品と出会う。脈絡のない出会いであるが、お付き合いしてきたコレクター氏に共通するのは異形の美への偏愛。さらにはフェティシズムの信奉者。
辿り着くのは必然だが、好みの美でなければ興味なき物体。
普通と奇異。その間の美で勝負する。
悪魔の様なフェティッシュ作品を創り続けてきた