1991年、当時東京・赤坂で主に現代陶を扱っていた乾ギャラリーにて初個展を開いた。
若い作家にとっては登竜門的存在であり、伝説的な女性オーナーを僕等は親しみと敬いを持って「おばさん」と呼んでいた。
現在は地元栃木の足利にギャラリーを移し、「おばさん」の「むすこさん」が地方創生を文化面で支えることに注力している。
今年7月に東京圏の人口移動が転出超過となった。当然のことであり、そうあるべき。
伊豆出身、小さな観光都市で変わらず制作を続ける僕の心には、常にリングが輝いている。
誇らしく心に嵌めて地方に暮らす。
それもまた御洒落な選択肢だ。