北九州市のライフスタイルショップ「RHINES」に器を納品。
「あなた」と「もの」を繋ぐいくつもの線「ラインズ」と自作品は昨年から繋がり始め、今ではrétro角プレートの図柄の様に。
オンラインショップでも取扱い中!
DECOシリーズは第3のシリーズとして大切に育ててきたもの。
今回の個展でも同様、ライフスタイルも含め、お洒落で自由度高く「買う」という行為をする方々の言葉「カッコいい」が創作に勇気を与える。
借りもののアートを材料にレトリックを駆使する「評論家」の言葉より、「手に入れた者」のシンプルな呟きは説得力がある。
ミュージアムショップの書籍コーナーで求龍堂発行「中園孔ニ」の画集と出会った。
2013〜15年、僅か3年の活動で、夭逝の画家が描いた奥底を覗くほど恐ろしい色彩世界は、脳内ブラウン管ディスプレーに映るモノ。
ノイズと揺らぎの妖しい輝きは、階調が曖昧だからこそ美しい。映る画像は、アナログTVがイカれたら同時に消える儚く不穏なデジタル社会。
2年が経ち、そんな脆い社会で無事再び開催。
陶芸家とギャラリーと美術出版社、三者の分厚いディスプレイーには確かで穏やか「アナログな貴方」が映るはず。そしてもちろん階調が曖昧な色彩だから、とても美しい光景になる。
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在廊日、17,18,23,24,25
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求龍堂ホームページのTopiksでも紹介されています。ご覧下さい。
https://www.kyuryudo.co.jp/smartphone/.page58.html
明治13年創業・画廊「文錦堂」
当時の文豪小説に登場しそうな店名の老舗にて恒例の酒器展初参加。
戦国時代から栄える城下町。東海の中核都市の一つ、岐阜市に画廊はある。
「しにせ」、音の響きは「門構え」の如く立つ。
大仰ではなく簡素であるが瀟洒な造り。
幸い背筋伸ばしてくぐれる作品を造ってはいるが、一礼を忘れてはいけない。
そう言えば、古さついでの記憶が一つ。
20代初め、木曽路の旅。
馬籠の宿の囲炉裏端で老婆の話を肴に酒を呑んだ。
「島崎藤村はよく遊んでくれた」と語るのだから、頭が下がるのは当然のこと。
そんな御伽噺の様な岐阜との関わりは、今回、旅人ではなく工芸家として。
だからとてもリアルな話である。
北九州市のライフスタイルショップ「RHINES/ラインズ」にて作品取扱い開始。同時にオンラインショップでの展開も。
「あなた」と「もの」を繋ぐいくつもの線「ラインズ」は今年OPEN したお店。
思い返すのは、工房が動き出した1991年、バブル崩壊の年。築き上げた輝く尖塔が、瞬く間に崩れ去る光景を間近に目撃した。
最低最悪のスタートではあったが、学んだことを実践すればいいだけのこと。
誠実に、丁寧に、時間をかけてきた。
未だ未完の建造物を離れて眺め次をデザインする。その余裕を身に付けられたのは「1991年」があったからこそ。
そして、世代は替われど「自作品」と繋がる「RHINES 」は、2020年にスタートした。
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