所沢・カフェギャラリーformaにての作品展。
今年最後の展は、コーヒー、台湾茶を飲みながら走らずゆったりと過ごし、昨日帰宅。
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日、月休廊
24日まで
ジュエリー作家・城戸依子さんとの出会いは90年代、銀座のギャラリーでの二人展。
京町家育ちの彼女は、その間取りそのもの。
慎ましい間口の向こうに、奥深で陰影濃くずしりと重い内面を抱えていた。
そんな彼女が生み出したブロンズの小さなオブジェ達は、作家人生の苦楽から搾り出された雫。
幸いにも、限りある一滴を受け止めることができていたのだ。
天に感謝、黙礼。
城戸さんにとって大切な居場所だったからこそ勧めてくれた所沢・カフェギャラリー「ファルマ・forma 」での雫の様な小品展。
在廊日、13.14.15.16
制作という長い旅を続けている旅人にとって十月はとても大切な時期である。
10代の頃、レイ・ブラッドベリをよく読んでいた。
おそらく、ダークユーモア、サイエンスファンタジー、ホラー、ミステリ世界の入口は10月にあると脳内に刷り込まれているに違いない。
その入口を通り抜けると「丘の向こうヶ丘」が現れる。丘を巡り、ハロウィン同様、享楽と幻想の時が過ぎればやがて現実へ戻る出口に辿り着く。
そして幸いなことに、丘で摘んだ不思議な花は消えることなく手の中に。
アートは観るものに空想を描かせるが、そのカケラは持ち帰ることができるのだ。
そこから先は、あなたの世界。
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在店日・26、27、28、29、5、6 午後
スタッフへお伝え下さい
依頼を受けていた「OIL by 美術手帖」に漸くの納品。マグ5点、盃6点、少数なれどその分密度は濃い。
ショップがあるのは渋谷パルコ2F「MODE&ART」のフロア。
嘗てはカウンターカルチャーの街。中でもコアな存在であったその場所に自作が置かれることは悪くない。
2000年代初頭、初の百貨店個展は渋谷西武・美術画廊。「おいしい生活」からは随分と時間が経ってはいたが、その後も相性のいい街であったことは確か。
そして現在、未だに僕はカウンターカルチャー、的、陶芸家であるが、理解ある若いスタッフに全てを委ねる物分かりのいい作家でもある。
追記 8月2日
渋谷パルコ・OIL by 美術手帖、実店舗に続きオンラインストアでも取扱い開始。
HP・アートプロダクト一覧へ。
ご覧下さい。
👉 http://oil-gallery.bijutsutecho.com