志村観行・旅する楽園・海座工房/blog &HP

contact •shimura-umiza@rx.tnc.ne.jp•怪獣、猛獣、草食獣、猛禽類、爬虫類、昆虫、様々な生物がひしめき合う水辺の様な器を作っている。楽園の器だ。そして楽園は旅をする。

愛を込めて使う器 器から受け取る愛 この厄介な世界で必要なのは 愛しい器で心を盛ること 西荻窪・ガレリア青猫にて恒例の一人一点展示、正月グループ展 工芸ブログランキング参加中。是非クリックを! [http://]

ギャラリーオーナー福井さんの多彩な仲間達が日々訪れる『モルゲンロート』に12月15日・夕、音楽家達が集結。70年代『はっぴいえんど』と共に日本語ロックの先駆者『はちみつぱい』のベーシスト・和田博巳さんやモダンルーツ音楽のミュージシャン&神楽・伝…

南青山での2人展。テーマは縁起物。青山の地に作品が並ぶのは、意外なことに初。 ギャラリーの名は、『morgenrot』モルゲンロート。『朝焼け』を意味するドイツ語で、登山用語でもあるらしい。一方、イタリア語の古語で『虹』を意味する三島のショップギャラ…

10月に新宿高島屋で開催された『いけばな小原流』展。今年のテーマは『秋の宇宙』あきのそら。圧倒的な植物のボリュームと訪れる客で会場は『カオスの宇宙』・今回、講師として活躍されている幹部の白石さんが、六本木ヒルズA/Dストアでの作品展で選んだスカ…

世間はクリスマスイベントに向かう中、あえてハロウィーンネタ。 一年中ハロウィーンぽい作品を作っているのが幸いして、伊勢丹新宿店5階ウエストパーク企画、『大人のハロウィン』展参加。百貨店希望の豆皿を含めた50点ほどを出品。その時期になると『なに…

サーカスの花形、空中ブランコ。心臓を鷲掴む猛獣使い。緊迫の合間を縫って登場する道化。ギャラリーはサーカステントのようなもの。作品達は、それぞれの役割を演じ、観客を世界に誘う。一座の名は『海座』それが工房名。 横浜みなとみらいグランモール公園…

カメレオンは、非常に飼育の難しい生き物だ。また荒俣宏の著書『世界大博物図鑑・第3巻・両生、爬虫類』にこんな記述がある。・・・18世紀に入り、変化に富み人を考えさせる材料に事欠かず、謎の多い動物であったカメレオンを『賢者の愉しみ』と例えた。・・…

京都のRobert YellinやきものGalleryに、前回オーストラリアの地へと降臨した恵比寿神に続き大黒天を納品。オーナーのイエリン氏の要望は『日本の神聖なる形』 招き猫や力士、富士山に青龍など、神秘的で妖しげな置物を愛でる人々は海を越えて存在する。興味…

海外からの旅行者に絶大な信頼と人気を得ているExclusive Private Tour Guide のN氏は、僕の仕事の良き理解者。そして旅人を作品世界へと導いてくれる。今回初日に友人同伴で現れた。北海道ニセコでBarを経営するカナダ人の女性。反応は上々。どくろ図盃の前…

森アーツセンターギャラリーで7月18日から始まる『週間少年ジャンプ展VOL.1』そこにかぶる形で企画されたのは、サブカルチャーの影響色濃い『卓上のトリックスター達』と訪れる客の相性を考えてのこと。以前、『ONE PIECE展』を観に来た女性が、ショップ常設…

アメリカン・ヴィンテージ、ベークライト素材のインダストリアル・クランプライトとアフリカ・ガボン共和国、コタ族の仮面像とMatch Box Plate。リビングに点在するステージの一つ。深夜、大陸からやってきた『モノ達』に囲まれる自作品を眺めながらスイッチ…

上京のおりによく訪れる下北沢のヴィンテージショップ『Time Machine』。様々な時代の個性的な照明器具が揃う店だ。その日は、ポーランドで買い付けたベークライト素材のデスクランプが到着したばかり。レジ周りの空きスペースに無雑作に置かれていた。 東欧…

キリマンジャロの麓に広がる大平原に、夢見るような珈琲豆の雨が降る。 そんなことはおかまい無しの弱肉強食 図 幸福と不幸、美と醜悪、慈愛と無慈悲、信頼と裏切り、平穏と厄災、富裕と貧困 世界の清濁併せ呑む スープマグ 工芸ブログランキング参加中。是…

主に美術書や写真集を出版している京都の光村推古書院。4月27日発行の『東京うつわさんぽ』に自作品掲載。嬉しいのは、若い作家達との共載。好きな渋谷で例えると、NHKホール公開ライブの『うたコン』で懐メロ歌うより、『今』であり続けたいならクラブク…

モンクのアルバム名をサブタイトルとした伊豆高原ジャズカフェ・バターノートでの作品展初日。ある男性が訪れた。伊東とイタリアを仕事で往き来しながら、伊豆高原にはピアノを弾きにやってくる、店の常連。DM作品の Oasis Piano Skull を眺めながら、ローマ…

サブタイトルの『Misterioso』 セロニアス・モンクのアルバム名から拝借。意味は『神秘的な』 洋楽好きだがジャズでは新参者。モンクを語るのはまだ早い。 村上春樹はこう表現する。『モンクの音楽は頑固で優しく、知的に偏屈で、理由はよくわからないけれど…

銀閣寺へと向かう参道を左へ曲がった路地奥に、数奇屋造りの古民家がある。格子戸をガラリと開けて遠慮は無用で廊下へ上がると、そこは美の物の怪達が鎮座する異形の世界。その部屋のどこかに、現代陶を世界へ繋ぐWebトンネルが在る。日本の焼物をこよなく愛…

世田谷・南烏山のマンションの一室にある『ガレリア・時のしずく』にて三人展。多人数のグループ展参加はあるが、三人展は記憶がない。後輩の大川君つながりで、オーナーの大坂さんと知り合い、彼女の配慮で今回の展となった。独立し、工房を開いて26年。一…

リビングルームを万華鏡に例える。ダンシングベアのデスクランプ。古いスプレーの先っぽ。友人のジュエリー作家が作ったブロンズや真鍮のオブジェ。昔のアイロン置き台だったつぶれたアイアンプレート。樹脂でできた白いバラ。アンティークの真鍮製顔型お守…

年末・年始を控え、六本木ヒルズ・アート&デザインストアへMatch Box Plateや豆皿、盃などを納品。さらに、先日海外へ旅立った置物・ロボットの後釜として置物・怪獣を持参。大都市・東京は、魅力ある『モノ』達が棲息する危険な楽園だ。シマウマの幸福は、…

所沢・ファルマにての今年最後の個展終了。劇団風の名を冠した『海座工房』から生み出される作品達は役者でもある。旅のように巡るギャラリーの数々は芝居小屋。凛として時にシニカルな主役達。そして悪役と道化や物の怪。愛すべきブラックな脇役連中。それ…

所沢、Cafe Galleryファルマにて2回目の作品展。クリスマスや正月を控えた展なので『めでたいもの』を中心に、となる。このDM作品とは別に、僕の作るものには、ブラックな要素を併せ持つ吉祥柄がよく登場する。この柄は、長寿・繁栄・安寧などの象徴である…

息子には、少しばかり年の離れたネパールを愛する友人がいた。彼に案内されたスピリチュアルな世界を、息子は大いに楽しむ。やがて、扉を閉め、外から眺める余裕ができた。だからこそ彼は、アトリエを託したのだ。その片隅を照らしていたペンダントランプを…

リゾート地というわけでもないが、千葉の久留里周辺は外観、内装共に本気モードのこだわりカフェが点在するエリアだ。素朴な古民家カフェギャラリー郷里は、久留里城址の下、街道沿いの少々寂れた街を抜けた田園地帯にある。DMはこちらで作る条件なので、毎…

個展も無事終了。オルタナティヴでインディーズな作家と自負しているだけに、本来居心地が良い場所はギャラリー。百貨店の美術画廊を訪れる人々は、コンサバティブでメジャー系の作品を好む傾向がある。つまりアウェーなのだが、そこでプレイすることができ…

学生時代、生粋の浜っ子である友人に案内され米軍ハウスを通り抜けたことがある。 『FENCEの向こうのアメリカ』は柳ジョージの歌。伊豆育ちの僕にとって、わずかな時間の囲まれた異国体験は『TVの向こう側』のようなもの。ハッピーなアメリカのホームドラマ…

2003年、都美術館で開催『大英博物館の至宝展』にて限定販売された『ルイス島のチェス駒』 あの頃、美術品レプリカやフィギュア製作で知られる海洋堂の、秋葉原・ラジオ会館内直営店にはよく出入りしていたが、チェス駒は至宝展のみ。さらには会場内にて販売…

仕事三昧の高原の日々。久々街へ下りた。車窓越しにチラリと視界に入った照明器具が気になり、引き返す。いつもながらリサイクルショップは、魅惑の秘境。奥地に分け入り、テーブルの上に置かれていたランプのミッドセンチュリーなデザインが気に入り持ち帰…

道具とは、楽園へ誘う変換装置のようなもの。 先日、GONESH の INCENSE を焚くために香立を作った。材料は、海岸で手に入れた流木と鉛、銅の薄板、赤いアクリル板を使う。以前、教会で購入した十字架のペンダントヘッドを取り付け完成。1時間程度で出来上が…

伊豆・白浜の骨董屋で見つけたメキシコのエキパルチェア。初めて現物を目にしたのは、90年代・世田谷環八沿いにあった『GALLUP』にて。かつて民芸の作家達が、好んで設えていた椅子でもある。和物の道具類が溢れかえる田舎の骨董屋で、異質な存在感を放っ…