10月に新宿高島屋で開催された『いけばな小原流』展。今年のテーマは『秋の宇宙』あきのそら。圧倒的な植物のボリュームと訪れる客で会場は『カオスの宇宙』・今回、講師として活躍されている幹部の白石さんが、六本木ヒルズA/Dストアでの作品展で選んだスカル柄のスープマグ2点に、小原流東京支部が所持している自作品を加えて小宇宙『八千草』の形成に携わってくれた。『秋の宇宙』に小さく輝く惑星群であったが、いずれ恒星として存在を発揮することがあれば面白いことになる。もちろん花が主役は変わらないが、鑑賞者にとっては『連星』『重星』を眺めるようなもの。
アシモフの短編SF『夜来たる』の中に出てくる惑星では6つの太陽が輝き、2000年に1度くる夜を待つ。『うつわ』と『いけばな』の関係もこのように永く奥深いが、物語同様、夜が訪れては困るのだ。
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