物静かな青年は、ドイツからの旅行者。スタッフを介して会話をした。
昨年7月の展で作品を購入したとのこと。偶然ではあるが、不思議な巡り合わせでもある。今回の旅で、再び桃源郷に迷い込んだのだから。
展示台を巡る冒険がようやく終わり、レジ前に立てば、そこは東京。
戻ったことに気がつくが、唯一の宝を手にしているのだから夢ではない。
またいつか入口が見つかるはずだ。
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小さな城下町、久留里の街道はずれに広がる田園。その先にある古民家カフェ&ギャラリー郷里の店主夫妻とは長い付き合い。父君が脱サラして開いたカフェも21年目を迎える。店舗、ギャラリーに体験工房、家具や内装に意匠を凝らし、家族や仲間と作り上げてきた。一方で、進化し続ける千葉カフェ・スタイルも直視。雑誌で度々紹介されるのは必然であるが、慌てず騒がず、多肉植物のように『ジワリ』と変化するその姿勢は、店の落ち着きとして体現されている。
親子2代に渡る時間の中で、美しく均等に堆積した客層は、実に眺めの良い景色。
店主夫妻の素敵にデザインされた人間性の賜物である。
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