フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの空想科学小説『海底二万里』は子供の頃の愛読書。過去の読書体験は、デザインに反映されることがある。
潜水艦ノーチラス号を襲う巨大タコやマッコウクジラとの攻防が、曖昧な記憶の中で混ざり合い、いつの間にか大王イカとクジラの戦いになっていた。
京都・Robert Yellin Yakimono Gallery を通じてイタリアの男性がFBで観た海洋冒険バケツマグを3点オーダー。デザインを手直しして漸く出来上がり、彼の地に到着。惜しくもフランスの隣国ではあったが、示唆に富む刺激的な出会いである。
『ミラノ』に住んでいる男性は『ネモ船長の末裔』だと空想すれば、北海の大渦に呑まれたノーチラス号は、僕の記憶の中で潜行を続ける。
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