カメレオンは、非常に飼育の難しい生き物だ。また荒俣宏の著書『世界大博物図鑑・第3巻・両生、爬虫類』にこんな記述がある。・・・18世紀に入り、変化に富み人を考えさせる材料に事欠かず、謎の多い動物であったカメレオンを『賢者の愉しみ』と例えた。・・・自作品もこのような存在でありたいもの。となれば求める者は当然『賢者』となる。飼育の難しい『焼き物』は、生かすも殺すも賢者の方々の創意次第。とても愉しい作業になるだろう。
そんな平和なやり取りに幸福を感じる生き物達は、謎多き海洋、大地について考える。カメレオンは惑星に形を変えた。しかし残念なことに今のところ、舌の上に暮らしていることも気づかない『愚者の愉しみ』となっている。
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7月にリニューアルオープンした代々木上原・ギャラリーYORI にての個展。
在廊日・7・8・13・14・15・17
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