銀閣寺へと向かう参道を左へ曲がった路地奥に、数奇屋造りの古民家がある。格子戸をガラリと開けて遠慮は無用で廊下へ上がると、そこは美の物の怪達が鎮座する異形の世界。その部屋のどこかに、現代陶を世界へ繋ぐWebトンネルが在る。日本の焼物をこよなく愛するアメリカ人が住まう・ロバート・イエリン・やきものギャラリーにて恵比寿神を納めた。
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所沢、Cafe Galleryファルマにて2回目の作品展。クリスマスや正月を控えた展なので『めでたいもの』を中心に、となる。このDM作品とは別に、僕の作るものには、ブラックな要素を併せ持つ吉祥柄がよく登場する。この柄は、長寿・繁栄・安寧などの象徴であるが、人が痕跡を残すことに執着するのは死があるからこそ。それは明日へと向かい、踏みしめながら終わりに到達する原動力。表裏一体の生と死なのだから、今回、この世で頑張っている人にこそ必要なとても小さくて、乙な骨壷を三種用意した。とりあえずインテリアの一部としてサイドボードの上などにどうぞ。
末長く愉しめる一品である。
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